民法Ⅲ（倉田）③２００４～２００７年度
法律学科 平成１８（２００６）年度
１．ＸはＹに事務用のパソコン２０台を売る契約を結び、納入期日にきちんと配送したが、Ｙが受領しなかった。仕方がないので、Ｘは持ち帰り、倉庫に保管した。
この場合の法律関係について説明せよ。
２．Ａが、ＢとＣとが共有するオートバイ（価格３００万円）を購入した。Ｂが、その債務を免除された場合の法律関係について説明せよ（Ｂ・Ｃの内部的役割は平等とする）。
法律学科・政策法学科 平成１８（２００６）年度
１．Ｘが高級家具を寄託契約に基づいてＹより預かり保管中、Ｚに窃取されてしまった。
そこで、ＸはＺに家具の代価相当額全額を、損害賠償として支払った。
この場合の法律関係について説明せよ。
２．ＡとＢの２人が、Ｃに対して自動車１台（価格６００万円）を引き渡せという債権を有する場合に、ＡがＣとの更改契約によって、自動車の給付をさせれ債務を消滅させ新たな債務を発生させた。この場合の法律関係について説明せよ。（Ａ・Ｂの内部的割合は平等とする）。
法律学科 平成１７（２００５）年度
１．ＸはＹに自己所有の家屋を賃貸し、ＹはこれをＸの承諾を得て、Ｚに賃貸した。
ところが、この家屋は、Ｚの過失によって全焼してしまった。この場合の法律関係に
ついて説明せよ。
２．Ａ、Ｂ、Ｃ３人が共同で、ＤからＴ物（可分物）を３００万円で購入したが、Ａだけ
が、お金の工面がつかない。ＤはＴ物を引き渡さなければならないか。
経営法学科 平成１６（２００４）年度
１．ある土地が、Ａ→Ｂ→Ｃと譲渡されたが、登記名義は依然としてＡのままである。Ｃ
は自己名義の登記にするために、どのような法的手法をとればよいか。
２．ＫがＸ、Ｙ、Ｚ３人が共有するイタリア製高級スポーツカー（１８００万円）を購入
した。このときＫがＸを免除した。この場合の法律関係について説明せよ｡（Ｘ、Ｙ、
Ｚの内部的割合は平等とする。）
平成１６（２００４）年度
１．Ａは経済的に非常に困窮し、Ｂ（賃金業者ではない）から３００万円を年利率２割
期間１年の約定で借り受けた。その支払い期日は到来したが、金額を返済する事はとて
もできなかったので、とりあえず利息分として任意に６０万円の支払いだけをして、
同じ約定で契約を更新した。この場合の法律関係について説明せよ。なお、利息制限
法所定の制限利率は年１割５分である。
２．Ｘ、Ｙ、Ｚの３人がＰに対してドイツ製高級自動車（１２００万円）の引渡しを請求
する債権を有する場合に、ＸがＰを免除した。この場合の法律関係について説明せよ。
（Ｘ、Ｙ、Ｚの内部的割合は平等とする。）
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