2011年05月05日(木) 【#9「主水、晩めしをすっぽかされる」】 南町奉行所の中を慌ただしく走る筆頭同心・田中。 暢気にお茶を飲む主水に気付いて一大事と声を掛ける。 主水は田中に理由を話し始める。 昨夜は夜回りをしていて夜勤明けだから休んでいたと言う。 しかも、これから家に帰ってゆっくりしたいとまで言い出す。 その言葉を聞いた田中は薄情者と激怒。 まぼろし一味なる盗賊が現れが一向に捕まえられない。 サボりたい主水は地道に捜索しよう言う。 その言葉を聞いた田中は持っていた紙を主水に渡す。 紙には、まぼろし一味を捕まえた者や居所を知らせた者には懸賞金を渡すと言う、お奉行からのお達しが書かれていた。 奉行所の威信にかかわると言う田中に主水は暢気なまま。 何処かへ遊びに行こうとしていた順之助を捕まえた加代は家に連れて帰ろうとしていた。 加代の住んでいる長屋の近所にいる、お栄には利吉と言う恋人がいる。 加代が3人で話しをしていると、お民が加代の家から出て来た。 お民に家に入ろと誘う加代。 家に入ると秀が起こった顔で待っていた。 秀は昨日も一日中、待っていたのに何処に居たんだと文句を言う。 加代は、お民に針仕事を教えると秀から一両を貰っていたのだ。 ところが教えたのは雑巾が縫えるようになっただけ。 これなら自分でも教えられると言う秀。 こんな教え方では自分に何かあった時に、お民が困らないように手に職を付けさせてやりたかったのだ。 いい加減な教え方なら金を返せと文句を言う秀に困り果てた加代は、お栄に頼む事を提案する。 お栄は針仕事の腕前はピカイチだった。 加代は、お栄に頼む為に家に行くと誰かが入って行く姿を見る。 それは、お栄の父親・半九郎だった。 半九郎は、まともな生き方をしていない為、いつも娘のお栄に迷惑をかけていた。 お栄と利吉が一緒に居ると利吉が働いている店に役人が来た。 まぼろし一味が盗んだ品物があるか調べていたのだ。 留守で誰も居ないお栄の家に半九郎が入る。 部屋の中で金になりせうな物を物色していると偶然、天井裏に隠してある仏像を見付けて持ち去る。 勇次の所へ仕立てた着物を渡すお栄。 元気のないお栄に勇次が声を掛ける。 お栄から勇次の父親の事を聞かれて過去を思い出す。 勇次の父親も仕事人だった。 あまりも幼すぎて父親の事を覚えていない勇次。 勇次から話を聞いたお栄だが、やはり父親の事は好きになれない。 夜になり家へ帰宅した主水。 りつが遅れて帰宅する。 どうやらまぼろし一味を探していたらしい。 まぼろし一味が捕まった事を主水に言う。 りつに文句を言われた主水は奉行所へ戻る。 まぼろし一味を捕まえたのは筆頭同心・田中だった。 下手人は半九郎。 あの仏像を質屋へ売り来た所を捕まえた。 お栄を捕まった父親と面会させようとしたが嫌がる。 その夜、和島屋で寝ていた利吉は起こされて外へ連れて行かれる。 利吉が仏像を盗んだのではないかと疑う。 実は、あの仏像は利吉が住んでいた村の物で、お寺に返すつもりで盗んだ。 そこへ十手持ちの長次が現れて、利吉がまぼろし一味の仲間だと言い捕まえようとするが抵抗した利吉は長次に刺されて川へと落ちる。 お栄が家に居ると外で物音がしたので開けてみると利吉が倒れていた。 慌てて部屋へ入れる。 お栄にだけは本当の事を話し逃げるように言いに来たのだった。 まぼろし一味が盗んだ仏像を天井裏に隠した事を話すると息を引き取った。 加代は1人で酒を飲んでいるとお栄が訪ねて来た。 翌朝、お栄の家に和島屋の番頭が来た。 利吉を探しているようだった。 それを見た加代は秀に、お栄を匿うように頼むが断られる。 誰にも何も話をしないお栄だった。 困り果てた加代は秀に、お金を渡してお栄を頼む事にした。 主水が奉行所へ行くと田中の姿が見えない。 寝ていた同僚に聞くと半九郎が何も言わないので奉行所から出して泳がせる事にしたのだ。 これは十手持ちの長次の差し金だった。 不審に思う主水。 その頃、半九郎を尾行していた田中と長次。 飯屋に入った半九郎に近付く怪しい男。 中から女性の悲鳴が聞こえて慌てて中へ入る2人。 半九郎は何者かに殺されていたのだった。 奉行所へと半九郎の遺体が運ばれる。 知らせを聞いた、お栄と加代が来ていた。 どうにも腑に落ちない様子の主水。 何も言わない半九郎は誰かを庇っていたのだと話す。 その言葉を聞いたお栄は昨夜、利吉が話した言葉を思い出し自分のせいだと責める。 翌朝、勇次の所へ加代が来て昨夜の経緯を話す。 お栄の事が気になる勇次。 お栄を秀が匿っていたのだ。 秀が仕事をしていると、お民が外から帰って来た。 一緒に居る筈のお栄が消えていた。 加代に渡して欲しいと頼まれた手紙をお民が秀に渡す。 秀が手紙を開けると小判が落ちて来た。 これは仕事料だと感じた秀。 その夜、順之助は1人で川に居た。 投石器の試し打ちをしていたのだ。 お栄は和島屋の店主を川へ連れて来た。 利吉の敵を討つ為に店主の命を狙うが逆に店主に殺されてしまう。 それを目撃した順之助は、いつものアジトへ駆け込む。 順之助は、お栄が殺された事を仲間に話す。 加代に託した手紙には自分に何かあれば仕事人を探して恨みを晴らして欲しいと書かれていた。 お栄の恨みを晴らす為に仕事料を受け取った仕事人は出陣する! [追記を読む] 21:25 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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