必殺ブログ

2011年10月12日(水)
【#11「秀、催眠術をかけられる」】
#11「秀、催眠術をかけられる」


誰も居ない静かな夜。
秀が置き去りの大八車に身を隠す。
後ろからやって来る1人の男。
秀は身構えて簪を持ち男の側へ近寄る。
気配に気付いた男も三味線の糸を持ち反撃をする。
相手の顔を見て驚く勇次だったのだ。
勇次も秀を見て驚く。
秀は、そこで目が醒める。
外では雨が降り続いていた。
翌朝、加代は新しい商売を始めていた。
天女の絵が書かれた紙を枕の下にして寝ると初夢が見れると言う商売。
誰も買う筈もなく主水の姿を見付けて売りつけようとするが断れる。
店屋から、せんとりつが現れて主水に荷物を持たせて去る。
その姿を見た加代は、呆れた顔で去った。
そんな主水の姿を無言で見つめる怪しい女がいた。
秀は勇次の家へ来ていた。
入ろうか迷っていると中から三味線の音がして覚悟を決めて入って行く。
中には、おりくが居た。
秀の顔色の悪さに気付き声を掛ける。
勇次が居るかの確認をおりくにするが旅に出ている事を知り安心する秀。
おりくに昨夜の奇妙な夢の話しをする秀。
心配そうに話しを聞く。

南町奉行所の同心達も正月気分が抜け切らずの見回り。
遅刻をした主水は筆頭同心・田中に文句を言われる。
遅刻をした主水は罰として奉行所の留守番を頼まれる事に。
見回りに行く他の同心達を羨ましそうな顔で見る主水。
同心の1人が女とぶつかってしまい文句を言いながらも助けに近付く。
女は主水に絵を売ろうとしていた。
言葉巧みに騙そうとする女。
主水が渋っていると明日の夜、会う約束を無理矢理させられてしまう。
美しく女性からの誘いに鼻の下が伸びていた主水だった。
主水に買ってもらえなかった加代は順之助に売りつけようとしていた。
嫌がる順之助。加代から逃げ延びた順之助だったが、あの女が順之助に声を掛ける。
女の誘いに言われるがまま順之助は後をついて行く。
結局、絵を買ってしまった順之助。
嬉しそうに家へと帰って来た。
絵が売れ残ってしまった加代は仕方なく自分で使う事にした。
夢の中で加代は花嫁。何と相手は主水。
文句を言う加代に主水は順之助がオマケ付きかと嫌味を言う。
そんな悪夢を見た加代は翌朝、引越を決意。
おりくに相談する事にした。
また秀が、おりくの家に来ていた。
今度は、おりくを殺す夢を見たと言う。
そこへ順之助もやって来た。
何かを察した、おりくは誰かから何かを買わなかったか?と2人に聞く。
コクンと頷く2人。
どうやら宝船の絵を買ったらしい。
話しの最中に今度は加代がやって来る。
おりくは3人を部屋へ連れて行き詳しい話しを聞く事にする。
2人の話しを聞いて、その女は夢操りのお京と言う女仕事人だった。
2人は罠にかかってしまったらしい。
勇次も同様に罠にかかってしまった事を話す。
勇次からの手紙で事実を知った3人。
この危機を早く主水に知らせなくてはならなくなった。
新年会を主水の家でする事になり、張り切るせんとりつ。
主水の家に来た加代だが、なかなか主水が出て来ない。
夜勤に出る主水をやっと捕まえて事情を話す。
約束の場所に来た主水。
あの女が待っていた。
言葉巧みに主水に宝船の絵を買わせようとする。
何やら呪文まで主水に言わせて罠にかけようとしていた。
その姿を見た加代は慌てて主水の側へ行き止めようとする。
主水は騙されるふりをしていた。
女の正体を知った主水は女に揺さぶりをかける。
お京は主水と手を組もうとしていた。
嫌がった主水に対して、お京は3人の仕事人は私の操り人形だと言う。
お京の本当の狙いは元締めをおりくから奪う為だった。
その為に、あの3人を催眠術で操り人形にしたのだった。
お京の企みを知った主水と加代は順之助を家に閉じ込め秀は旅に行かせて残りの3人で、お京を始末する事にしたのだった。

順之助は自宅に戻り主水の提案通りに土蔵の中に閉じこもっていた。
そんな順之助を心配する母親…。
母親に何を言われようが絶対に土蔵から出ない順之助であった。
一方、秀も主水の提案通りに…お民を連れて江戸から離れようとしていた。
旅に行く本当の理由を知らない、お民は嬉しそうだった。
そんな2人を、お京が見張っていたのだ。
お京と話しをする為に秀は、お民を御休処へと連れて行く。
お民を残し、お京の待つ場所まで行く。
秀は強気な姿勢を崩さず、お京と対決しようと武器の簪を持つが…お京の笛の音を聞くと動きが止まってしまう。
その頃、主水は奉行所に居た。
今夜の新年会の話しで盛り上がっていた。
そこへ上司の田中が慌ててやって来る。
殺しがあったとの事!
主水が一緒に殺しの場所へ行くと男が死んでいた。
心臓に刺さっていたのは折れた簪だった。

その簪を見た主水は秀の物だと直ぐに気付く。
辺り一帯を捜索する事になり主水は秀の姿を探す。
身を潜めていた秀を見付けて理由を聞く。
秀は素直に話しを始めた。
あの殺しは自分ではないと言う秀。
笛の音を聞いた時から記憶がなくなっていた。
折れた簪の行方を気にする2人。
主水は秀に江戸に戻って、どこかに身を隠せと告げる。
家に居た、おりくは何者かの気配を察知していた。
とうとうお京が、おりくに接触して来た。
お京は、おりくに元締めの座を下りるように言うが…おりくは断る。
その態度に、お京は持っていた折れた簪を見せる。
おりくは秀の簪だと気付いたのだ。
言う通りにしないと…この簪を奉行所に届けると脅して来た。
身の危険を感じた…おりく。
おりくは、お京の企みを何かも知っているのだ。
お京は主水を操り人形にしたい為、おりくに闘いを挑んで来た。
用件だけ言うと、お京は去って行った。
一方、主水は新年会の真っ最中だった!
おりくから主水に繋ぎを頼まれた加代は家に来ていた。
主水は宴会中だから行けないと言う。
酔いつぶれた同心達に文句を言うせんとりつ。
主水は仕方なく人を呼びに番屋へ行く事になる。

アジトに集合する仕事人達。
おりくは1人で闘うと言うが加代は反対をする。
遅れて主水も参加する。
今回の件は自分に関係ないと言うが、お京の汚すぎる策を絶対に許せないと言い…おりくから仕事料を貰う。
対決の場所を告げる、おりく。
秀と順之助も仕事料を受け取った。
おりくが対決場所へ行こうとすると勇次が旅から帰って来た。
自分の命を懸けてでも守ると約束する。
仕事人達は、お京との最後の決着をつけに向かったのだった。

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