必殺ブログ

2011年10月25日(火)
【#16「主水、転職を夢みる」】
#16「主水、転職を夢みる」


あまりの寒さに奉行所から出たくない主水は同心・木村と暖を取っていた。
そんな主水を見つけた上司・田中は文句ばかり言う。
主水の肩を持ってくれた木村だったが逆に文句を言われてしまうのだった。
田中から木村が近々、奉行所を辞める事を聞く。
主水も一緒に辞めてくれたら良いのにと主水に言う。
奉行所からの帰り道、主水は木村と一緒に飲む事になる!
連れて来られた居酒屋は木村の恋人・おすみが働いていたのだった。
木村の妻は既に亡くなっていたので、おすみと再婚しても誰にも文句は言われる筋合いもなかった。
木村が奉行所を辞めて居酒屋を手伝う事を知り主水は何故か羨ましがるのだった。

中村家に帰宅した主水…。
木村が主水を遅くまで付き合わせてしまったので、お詫びをしたいと言うが主水は謝らなくても大丈夫だと言い木村を帰らせる。大声で悪口を言いまくった主水…。
木村の姿が消えたら主水は小声で玄関を開けるように言うが木村との会話を聞いていたせんは怒って、りつに家に入れないように釘を差した。
主水は寒さに堪えていたのだった。
翌朝、口入れ屋に仕事を探しに来た若い男がいた。
名前は政吉と言う。
しかし不景気で仕事なんてある訳もなかった。
加代も仕事を探しに来ていたのだが仕事が見つからず別の所へ探しに行く事にする。
政吉も同様だった。
政吉を知っている男が口入れ屋・甚兵衛に以前、政吉は鋳物師の下働きだった事を話すと甚兵衛は興味津々だった。
口入れ屋から出た加代は政吉から事情を聞いて感心していた。
政吉は母親が再婚するので今まで迷惑を掛けたから恩返しがしたくて働き口を探していたのだった。
でも短期間で大金が貰える仕事なんて簡単に見付かる訳もなく地道にコツコツと働く事を加代は進めるが政吉は姿を消してしまう。
加代は呆れ果てて歩き出した。
甚兵衛は政吉に仕事があると声を掛けると是非、働きたいと言った。
甚兵衛は、ある企みを考えていたのだ。
番屋で主水は木村と一緒に居た。
木村が奉行所を辞める日が近付いて来ていた。
木村は外で政吉を見掛けて声を掛ける。
政吉は木村の再婚相手・おすみの連れ子だった。
政吉は自宅に戻り仕事が見付かった事を母親のおすみに話す。
家に帰って来た加代は、おすみが再婚する事を知り愚痴を零す。
それを聞いた順之助は加代に文句を言うが逆に説教される。
その日の夜、秀はお民と蕎麦を食べていた。
その後ろを沢山の男達が通り過ぎる中、秀が知り合いを見掛けて声を掛けるが只ならぬ様子に秀は何かを感じていた。
さっきの集団は秘密のアジトに連れて行かれ何かを作らされていた。
おすみの居酒屋は大繁盛していた。
木村も手伝っていた。
主水は夜回りの途中で居酒屋に顔を出す。
秘密のアジトで作らされていた物はご禁制の短銃だった。
当然、男達は知らされていなかった。
仕事が一段落すると金を渡して帰らせる事にした。
しかし政吉だけは帰らずに短銃を見付けて持ち逃げした。
追っ手が政吉を探すが何とか撒いた。
政吉が盗み出した短銃を翌朝、探すように松五郎が下っ端達に命ずる。
翌朝、政吉の隠れ家を見つけた下っ端達は逆に捕まってしまう。
政吉が金の件を松五郎に相談するように要求をする。
何とか政吉から解放された。
1人は、その場に残り…もう1人は松五郎に相談しに行った。
中村家では朝食の真っ最中!
主水は妄想で居酒屋を営んでいる姿を想像してニヤニヤしていた。
それに気付いたせんとりつ。
りつが木村が奉行所を辞めて居酒屋を始めた話をする。
せんも主水同様に妄想で居酒屋を営んでいる姿を想像していた。

番屋に死体が運ばれて来た。
主水が遅れてやって来ると相変わらず田中は嫌味を言う。
この死体は短銃で撃たれたものだった。
ヤクザ絡みの殺しだと思った田中達は松五郎の所へ来て確認をする。
隠れ家に居る政吉は短銃を持ったままだった。
ヤクザ絡みの殺しの一件で奉行所から疑われている松五郎達は何1つ証拠が残らぬように始末した。
しかし政吉が短銃を盗み出してしまった事が計算外だった。
政吉の口封じを考える。
木村に逢いに来た男は政吉が短銃を盗み出して金を要求している事を話す。
木村は政吉を説得する為に隠れ家へ行く事になる。
買物から帰宅した、おすみは木村が居ない事を知り心配する。
政吉は父親が来た事を知り驚く。
政吉は父親の前で騙されて短銃を作らされていた事を話す。
木村は政吉が握っていた短銃を奪い取ろうとして近付いた瞬間、後ろから甚兵衛に刺されてしまう。
それを見た仲間達は政吉に近寄り短銃を奪い返す。
政吉は奪われた短銃で殺されてしまった。その瞬間を見た木村も息を引き取る。
奉行所に木村が殺されたと言う通報があり田中と主水は政吉の隠れ家に来た。
そこには木村と政吉の遺体があった。
甚兵衛は事実など話さずに2人が殺し合いをしたと田中達に話した。
2人が死んだ事を知った、おすみは慌ててやって来た。
どうも主水は納得していない様子だった。
夜になり勇次が修理の三味線を受け取り帰ろうとした時に甚兵衛とすれ違った。
その後を尾行した主水と鉢合わせする!
勇次は甚兵衛が派手に遊んでいる事を主水に言う。
主水は勇次に甚兵衛の遊び金の出所を調べてくれと頼む。
加代は、おすみに頼まれ物を届けに来たが留守だった。
部屋の中には加代宛ての手紙が置いてあった。
加代は手紙を読み自害しようとしている、おすみを探し歩く。
しかし見付ける事が出来なかった。
手紙には恨みを晴らしてくれる仕事人に頼むよう書かれていた。
翌朝、おすみは河原で遺体として見付かり加代は悔しさを滲ませていた。
秀の家に加代が来ていた。
秀は、蕎麦を食べた夜の出来事を思い出していた。
秀が見た男達は短銃を作れる者ばかりだと言う。
あの後、男達は姿を消していた事を思い出す秀!
加代は秀の話を聞いて無言で立ち去る。

その夜、勇次は修理した三味線を渡しに現れた。
勇次は、態と部屋を間違えたふりをして甚兵衛と松五郎が一緒に居るのを確認する。
外で待っていた加代に勇次は2人は仲間だと教える。
勇次は主水に知らせるように加代に言う!
アジトに集まる仕事人達。
おすみが残した手紙と仕事料の5両が目の前にある。
仕事料を受け取った仕事人達は木村とおすみ・政吉親子の無念を晴らす為に出陣するのだった!

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