2011年11月09日(水) 【#18「なんでも屋の加代、花嫁になる」】 夜になり店じまいをしようと勇次が外へ出ると雪が降っていた。 おりくも外に出て来て、勇次と雪女の話を談笑しながら話す。 美しい雪女なら一度は逢ってみたいと勇次が言う。 2人が、そんな話をしていると雪が舞い視界がハッキリしない中、遠くにボヤッと怪しい物体が見える。 2人が目を凝らして見ると荷物を運ぼうとしているが重くて荷車が動かずに四苦八苦している加代だったのだ! 雪女だと思っていたのが加代だとわかり2人は笑いながら家に入って行った。 加代は雪が降る中、ようやく自分の家までやって来た。 家に入ろうとした時、見掛けない男女に話し掛ける。 仕事を貰おうとしていたが、ちょっと訳アリっぽい男女だった為か断られてしまう。 2人は家の中に入って行った。 加代は2人の態度が気に入らないらしく悪態をつく。 後ろから順之助がやって来て更に加代を怒られせる言葉を言う。 順之助に痛い所を突かれた加代は2人の家を見ながらボソッと呟くのだった! 私だって1人の女性。 早く誰かの花嫁になりたい憧れぐらい持っている! そんな夢を加代は抱いていた…。 翌朝、中村家では雪景色を見ながら…せんとりつが和歌を詠んでいた。 まだ寝ていた主水だが2人の声で目が覚めてしまい文句を言うが相変わらず無視される始末。 呆れ顔の主水だが2人に朝ご飯の支度を頼み、その場を去る。 何とか奉行所に遅刻せずに出勤した主水だがクシャミが止まらない。 心配した同僚が風邪かと聞くが主水は雪が綺麗だったので和歌を詠んでいたと嘘を言う。 同僚達が大爆笑している所へ上司の田中がやって来る。 田中が同心・瀬川の弟が結婚する事を発表して…お祝い金を集めようと言い出す。 主水達は困り顔をしていた。 瀬川の弟は侍だが結婚を機に侍を辞めて大店の婿養子になるとの事だった。 兄の瀬川は侍を捨ててまで婿養子になる弟を批判する。 しかし同僚達は羨ましがっていた。 田中に同じ婿養子でも主水とは違いすぎると嫌味を言われる始末。 加代の家に仕事の依頼が来ていた。 しかも両替商・長崎屋の花嫁になって欲しいと言う。 番頭の矢七が直に頼みに来たのだった! まだ信用できない加代だが番頭・矢七から貰った着物を見て信用する。 加代は貰った着物を着て長崎屋へ行く事になった。 めかし込んだ加代を見た順之助はビックリする。 長崎屋に来た加代は主人・長兵衛と後妻・お美津に花嫁の身代わりになって欲しいと頼まれる。 長兵衛の話では婚礼が間近に迫って来て一人娘が病で倒れてしまった。 加代は病気が治ってから婚礼をした方が良いと2人に言うが長兵衛は世間体を気にして中止は出来ぬと言う。 長兵衛も持病を持っている為、婚礼を延期する事は難しかった。 加代は乗り気ではなかったが、お美津から前金の5両を貰い引き受ける事にする。 帰り際、一人娘に挨拶をしようと思い話し掛けるが反応ナシ。 心配になった加代は娘の側に行き娘が居ない事を知ってしまう。 矢七とお美津に見付かってしまい連れて行かれそうになる所を長兵衛が止めに入る。 秘密を知られてしまった以上…加代に総てを話す事になる。 長兵衛の話によると娘は婚礼を前に家出をしてしまった。 相手は店に働いていた若い男だった。 今更、婚礼を取り止めに出来ない事情があり加代を気に入った長兵衛は養女にして店を継がせようと考えていた。 長崎屋から帰って来た加代は勇次の家に行き婚礼の祝い金を出せと言う。 花嫁の代理だと知っている勇次は払う必要はないと断る。 加代は代理ではないと言い何とかして祝い金を貰おうと必死になる。 話しを反らしたい勇次は加代が持って来ていた風呂敷包みに気付く。 加代は貰った5両で化粧道具を買い込んで来たのだった! あまりにも上手すぎる話に対して、おりくが心配をする。 加代は長崎屋の養女になれば裏稼業から足を洗う気でいたのだ。 2人の心配をよそに加代は浮き足立っていた。 勇次の家から居なくなった加代…。 おりくが加代が忘れて行った化粧道具に気付く。 加代は秀の家に来ていた。 秀もおりくと同様に心配していたが、加代は自分が幸せになる事に秀が嫉妬していると言うが秀は無言。 加代は秀の所に来たのは祝い金を貰いに来たのではなく簪を頼みに来たのだった。 秀の家から出て来た加代は街を歩き回り着物屋に入る。 そこには美しい白無垢が飾られていた。 それを見ながらニヤニヤしていると主水に声を掛けられる。 おりくから話を聞いた主水は加代に祝い金をねだられる前に金は無いと断る。 その場を去ったケチな主水に文句を言う加代。 勇次は加代が忘れて行った化粧道具を届けに来ていた。 そこで三味線の音を聞いた。 音が止み中から若い女性が出て来た勇次は女性に三味線のアドバイスをする。 そこへ男性が帰って来たので、その場を立ち去る。 家の中に入った男女は長崎屋の娘・お園と長崎屋に働いていた清吉だったのだ! この2人の駆け落ちには後妻・お美津が関わっていた。 長崎屋が気になる清吉は様子を見に行こうと言うが、お園に止められてしまう。 お園は父親の病気を心配していた。 長崎屋では婿養子になる瀬川の弟・広三郎が祝言の打ち合わせに来ていた。 不審に思った長兵衛だが、お美津が自分に任せてくれと言う。 長兵衛から広三郎の事を頼まれた、お美津だが実は…この2人は不義密通をしていたのだった! とうとう祝言の日が来てしまった。 加代の事が心配になった順之助は長崎屋へ来ていた。 何事もなく祝言の支度は進むが加代は不安で仕方なかった。 そこへ、お美津がやって来て加代に大丈夫だと言う。 出先から帰って来た清吉は、お園が食事の支度をしていた事に驚く。 お園は、これから家の事は自分が全部するからと…。 そして自分達の事を父親に許して貰えるように頼みに行くと言う。 一方、祝言が始まってしまった長崎屋。 加代は顔が見えないように必死に隠していた。 祝言も無事に終わり食事会が始まった。 お美津が不審な動きをしていた! それを見届ける瀬川兄弟と矢七の3人…。 お美津は、お猪口の中に薬を入れていたのだった。 長兵衛に、お猪口を渡し酒を飲ませる。 酒を飲んだ長兵衛は、いきなり苦しみ出し倒れ込んだ。 心配になった加代は長兵衛の側へ行く。 加代の手を取り後は頼むと言い残し息を引き取った。 長兵衛の死に方に加代は疑念を持っていた。 変死の知らせを聞いた田中と主水が長崎屋へやって来た。 主水は同僚の瀬川が居る事に気付く。 瀬川の弟が加代の相手だと知る。 瀬川は長兵衛は急な発作によって死んだと言う。 来ていた医者も瀬川の意見に賛同した。 死因がわかった主水達は早々に長崎屋を後にした。 主水は長兵衛の死因に対して不信感を抱く! 順之助は加代の家に来て何度、呼んでも出て来ない。 清吉が順之助に加代は留守だと言う。 順之助は独り言で祝言とお通夜があった長崎屋の名前を言う。 それを聞いた清吉は顔色が変わる! 長崎屋の名前を聞いた、お園も家から出て来た。 お園は順之助に誰が亡くなったか訪ねる。 順之助は長崎屋の主人だと話す。 話を聞いた、お園は慌てて走り出すと清吉も後を追う。 順之助も加代が心配になり走り出した。 加代は長兵衛の側から離れないでいた。 長兵衛の為に長崎屋を継ぐ事を決意するのだった! 長兵衛が亡くなり、瀬川兄弟・お美津・矢七は酒を飲んでいた。 次に狙うは娘のお園だけ…。 加代は偶然にも4人の悪企みを立ち聞きしてしまう。 この4人は長兵衛と娘のお園を殺して長崎屋を乗っ取るのが目的だったのだ! 話を盗み聞きしていた加代だが今度は自分の命が狙われている事を知り急いで立ち去る。 そこへ娘のお園と清吉がやって来る。 加代と順之助は盗み聞きをしていた! 部屋に通された2人だったが、お美津が企みの総てを話してしまう。 真相を知ってしまった2人は4人に殺されてしまった。 瀬川が盗み聞きしていた加代に気付き捕まってしまう。 順之助は急いで長崎屋から秀の元へと走り出した。 足音に気付いた秀は身構える。 順之助は加代が大変な事に巻き込まれてしまったと話す。 その声で、お民が起きてしまい困る秀…。外で順之助の話を聞いた秀だが加代を助けようと思わない。 順之助は秀に再度、頼んで走り出した! その頃、おりくと勇次は珍しく親子水入らずで飲んでいた。 そこへ順之助が来て加代の危機を伝える。 川で立ち小便をしていた主水に秀が後ろから声を掛ける。 主水は、せんとりつに買った土産を落としてしまい秀に文句を言う。 秀は気にせずに加代が捕まった事を話す。 加代は蔵に閉じ込められていた。 矢七が清吉の遺体を加代の側に置いて行った。 主水が長崎屋へ来て瀬川と話をする。 秀も一緒に来ていて隙を見て加代を助ける手筈になっていた。 秀は加代が閉じ込められている蔵に忍び込み助け出した。 アジトに集合した仕事人達…。 助け出された加代は主水に散々、文句を言われるが反論はしない。 加代は自分が頼み人になり殺された長兵衛達の恨みを晴らして欲しいと頼む。 ところが肝心な仕事料が無い。 困り果てた一同を見て勇次が、ある包みを出した。 それは加代が勇次の家に忘れて行った化粧道具だった。 おりくが化粧道具を売った金を仕事料にしようと言うが主水は、たいした金にはならないと文句を言う。 それに対して加代は、そんな安物ではないから大丈夫だと反論する! 主水は化粧道具の中から1番、高そうな簪を持って行く。 主水に続き、おりく・秀・勇次が品物を貰い去る。 残った品物は順之助に渡した! 仕事料を貰った仕事人達は殺された3人の恨みを晴らす為に出陣するのだった! [追記を読む] 21:42 コメント(0) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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