必殺ブログ

2012年08月12日(日)
【#24「秀、空中で闘う」】
#24「秀、空中で闘う」


主水が押し込み強盗を追って江戸のアチコチを走り回っていた。
たまたま中村家の屋根に登っていた強盗は瓦の隙間に足がはまり中村家へと落ちてしまった。
せんとりつが強盗を捕まえる!
そこへ主水が登場し手柄を横取りする。
上司の田中が来て主水が自分が捕まえたと言うが田中は、せんとりつが捕まえた事を知っていた。
田中の口から直接、強盗を捕まえた褒美が出る事を聞き2人は大喜びする!
主水は強盗が落ちた時に出来た天井の穴を見て途方に暮れていた。

盗賊を捕まえた褒美が出る事を知っている主水はニヤニヤしながら田中の側へ行く。
しかし、先に先手を打たれてしまい褒美は田中が直に中村家へ届ける事になっていた。
自分が貰うと言うが田中は主水にピンハネするだろうから渡さないと言われる。
それを聞いた主水はガッカリする。
お民が加代と偶然にも出会う。
秀とお花見をすると教える。
お民は加代を誘うが断られてしまう。
それを聞いた秀は、お民を連れて歩き出す。
花見へ行く途中で見世物小屋の前を通る。
何やら秀の様子がおかしい…
気になった、お民は見たいと言い出すが秀は花見へ行くから今日はダメだと言う。
結局、花見に行く事になったのだが…お民が蝶々を見付けて後を追いかけてしまった。
その後を追う秀は見世物小屋の方へ行ってしまう。
不審な影に気付いた秀は後ろを振り向く。
その人物は上から秀に向かって何かを投げつけた危険を感じた秀は素早く避ける!
そして正体を秀の前に現したのだ!
その人物は矢七と言う。
昔からの秀の知り合いだった。
矢七は仕事人だったのだ!
裏稼業から足を洗ったと秀に告げると安心したようだった。
矢七は秀に裏稼業の事を聞いたが無言だった。
何かを察した矢七だが…それ以上を問い質すのを止めた。
矢七は秀に姉に会って欲しいと言われ会う事にする。
秀が矢七達に会っている間、お民は見世物小屋で見ていた。
その頃、秀は座長の辰蔵と矢七の姉・お仙と再会していた。
秀が、お茶を飲んでいると外で奇妙な声が聞こえる。
気になった秀は声をする方向を見ると、お民が知らない男と一緒に居た。
辰蔵は秀に道化の権助だと教える。
秀が一座を辞めた後に入って来たと言う。
それを聞いて秀は安心する!
その頃、主水は奇妙な事件と遭遇していた。
主水が言うには、ここ最近…医者や薬師問屋の一家が姿を消す事件が3回も起きていて主水は今回の事件と関連があると田中に言うが関係ないと言われる。
田中は主水に事件について調べるように告げる。
秀は結局、暗くなるまで辰蔵の所に居たのだった。
眠ってしまったお民を背負い帰る事に…
秀には兄弟が居ない為、お仙と矢七の事が昔から羨ましいと思っていたのだ!
帰ろとした秀に矢七が声を掛けた。
秀は慌てて振り返るが姉の視線を気にして話さなかった。
矢七は秀に何か相談したい事があったのだ!
一部始終を権助が影から見ていた。
その夜、勇次が加代の家に来ていた。
おりくから手紙が来て大元締・白髪の六斎に会って欲しいと言う内容…
勇次は用件が済むと去って行った。
加代は直ぐ白髪の六斎と会う為に屋敷へと向かう。
どうやら裏稼業の依頼らしいが、はっきりした事がわからないから探って場合によっては仕事を受けて欲しいと言う事だった。
六斎から仕事料を受け取った加代…
探る相手は辰蔵一座だったのだ。
加代が頼み人の事を聞くが六斎は言えないと言う。
加代は直ぐに仕事人達をアジトに呼び出して仕事内容を話した。
頼み人も殺す相手も不明の仕事に主水と勇次は乗り気なし。
特に秀は機嫌が悪かった。
その仕事を断る気でいるのだ!
不審に思った主水は秀を問い詰める。
秀は裏稼業の昔の仲間だと正直に話し始めた。
秀は矢七と共に仕事人として仕込まれたと告げる。
裏稼業からも足を洗ったから関係ないと言うが大元締からの依頼だから断れないと主水が言う。
加代が探る事になった。
仕事が保留になってしまった主水はガッカリして立ち去る…
勇次と順之助も帰り秀と加代だけが残った。
加代は秀に一座に潜り込めるように頼むが秀は断る。
どうにも秀は納得が出来ずに考え込んでいた。
翌朝、加代は一座へ何とか潜り込む策はないか探っていると矢七が声を掛けて来た。
加代は矢七と親しくなるべく色々と話して仲良くなる事にした。
何とか一座に潜り込む事が出来た加代だが高額な礼金に目がくらみ引き受ける。
お仙の相方をする事になった加代だが権助が持って来た道具を見て驚く。
順之助が外で道具の手入れをしていた加代に声を掛ける!
一応は心配で様子を見に来たらしい…
高額な礼金の為に加代は頑張る事にしたが順之助は不安を煽るような事を言う。
しかし加代は引き下がらない!
何とかやめさせたい順之助は加代に失敗する確率を教える。
その事を聞いた加代は、お仙に確認する。
今までに失敗した事がないと聞き安心する加代だが順之助から聞いた確率の事が気になり始めていた。
とうとう加代が舞台に立つ日が来てしまった。
順之助も心配で見に来ていた!
失敗する確率を気にしている加代は気絶してしまう。
それを見た順之助が加代を助けに行く。

気絶した加代が目を覚ました。
順之助は秀と2人で、ここまで運んで来たと言う。
加代は秀に小屋の事が気になって様子を見に来たのか?と聞くが秀は、ただ近くを通っただけだと言い訳をする。
加代に何か掴めたかと質問したが答えは不明との事…
それを聞いた秀は苦笑いしながら加代の家から去って行った。
加代は小屋へ戻ると言い出し順之助は不安になる。
小屋では矢七が空中ブランコの手入れをしていたら秀がやって来て声を掛ける!
懐かしくなった秀は矢七と一緒に空中ブランコを飛ぶ事にした。
すっかり意気投合した2人は飲みに行く約束をして小屋から出て行く。
その姿を見ていた権助達は心配になる。
秀は矢七に俺に相談する事があるんじゃないかと問い質すが矢七ははぐらかす。
何かあれば相談するからと言われ秀はホッとする。
矢七から昔の話を聞いて心配になった秀は命は大切にしろと言う。
それに対し矢七は俺の最期は秀に看取ってもらうと言って、その場から走り去った。
その後ろ姿を無言で見つめていた秀は何かを察知していたようだった。
小屋に戻って来た加代は、お仙に見付かってしまう…
加代は探り出す為に小屋に泊まり込む事にしたのだった。
お仙が去った後、誰も居ないのを確認して色々と探り始めた!
そこへ権助が来て加代を連れ出した。
夜になり寝静まった頃、辰蔵達がコッソリと小屋から出て行った。
小屋に泊まり込んだ加代はみんなが寝静まったのを確認して辰蔵達の尾行をしようとしたが運悪く声を掛けられてしまい尾行が出来なくなってしまった。
辰蔵達の後を秀が尾行していた!
やはり矢七の態度が気になっていたのだった。
辰蔵達が留守の間に何かを見付けたい加代だったが…ふと白い粉が零れているのを発見する!
辰蔵達は麻薬の売人をさせていた一家へ来ていた。
もう売人をしたくないと断った為、一家全員を皆殺しにした。
その一部始終を秀は見てしまった…
辰蔵達は皆殺しにした死体を川へと投げ捨てていた。
始末をお仙と矢七に頼むと辰蔵・権助は去って行った。
姉と2人きりになった矢七は足を洗うよう説得するが断られてしまう。
足を洗えない理由は矢七が一番よく知っていた。
矢七の話によると3年前、大病を患ったせいで権助から多額の借金をしてしまい逆らえなくなり操り人形になってしまったのだ。
お仙は割り切っていたようだが矢七は納得出来ずにいた。
その話を聞いた秀は何かを考えていた…

アジトに仕事人達が集まっていた。
あの白い粉の正体が麻薬だと知った加代。
大元締から依頼された仕事料を置くと秀が真っ先に受け取った!
その腕を掴んだのは主水だった。
秀に急所を外すなよと念を押された!
結局、依頼人が不明のまま仕事を引き受ける事になったが一家全員皆殺しにされた無念を晴らすべく仕事人達は仕事料を受け取り去って行った。
秀だけは、その場に残り何かを堪えているようだった!

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