2012年08月14日(火)
【＃25｢主水の上役､転勤する｣】
夜の見回りで盗賊を追っていた主水達は結局､捕まえられなかった｡
翌朝､主水が奉行所へ出勤すると同心達が内緒話をしていた｡
気になった主水は理由を聞く｡
どうも上司の田中が転任するらしいと言う｡
それを聞いた主水は大喜びする｡
そこへ元気なく田中が登場して転任する事を同心達へ報告する｡
事情を知っている主水が嫌味っぽく行き先を聞く顔が嬉しそう…
そんな主水を見て田中は怒り出す｡
それでも嬉しさを隠しきれない主水は､その場を盛り上げる｡
それを見た田中は転任する事になった理由を話す｡
昨夜､盗賊を取り逃がした責任で八丈島へ飛ばされる事になったのだ｡
しかも八丈島へ転任すると言う事は役人にとっては姥捨て山と同じ事…｡
それを聞いて更に嬉しがる主水だった｡
中村家へ帰宅した主水は､せん達に田中の転任の話を嬉しそうにする｡
主水は散々､田中の悪口を言いまくり自分の手柄を横取りされたとまで言う始末…
それを信じてしまうせんとりつ｡
八丈島への転任の話をする田中の様子を主水が面白おかしく話すのを聞いて一同は揃って大爆発するのだった｡
八丈島で一人…見張りをしていた田中はカラスの糞を額にかけられていた｡
そこで目を覚ます!
夢を見ていたのだった｡
しかし額には何故か墨汁が付いていてたのだ｡
奉行所に､だった一人で残っていた田中は虚しさを露わにしていた｡
秀とお民が山で伝書鳩を飛ばしていた｡
どうやら飼っているらしい…
お民が伝書鳩を抱いている女性を見付けて秀に教える｡
女性も鳩を飛ばしていた｡
鳩が縁で秀とお民は､その女性･おさわと親しくなる!
お民は鳩を見に家へ来て欲しいと頼むが断る｡
それを見た秀は､お民に鳩について色々と教えて欲しいと頼みおさわは納得する｡
秀の家へ帰って来た３人は鳩が帰って来てる事を確認!
お民は鳩を使って文通する約束をする｡
若い娘が見知らぬ男達に絡まれていた｡
それを見た加代は止めに入るが相手にされない｡
男達は更に若い娘に絡む｡
そこへ侍が止めに入り､あっさりと退治してしまう｡
その娘は助けてくれた侍を一目で気に入ってしまったのだ!
一緒に居た女性が加代に侍を尾行して住まいを見付けて欲しいと頼む｡
お金を貰った加代は急いで侍の後を尾行するが撒かれてしまった｡
姿を探していると加代の目の前に現れて尾行の理由を聞くが答えない｡
そんな加代に侍は､いきなり接吻をして来て加代は放心状態になる｡
それでも加代は更に尾行を続け住まいを突き止める｡
侍の名は宮部友右衛門と言い…妻が居た｡
その妻は､あの女性･おさわだった!
友右衛門は､おさわに自分とは離縁して他の男性と幸せになるように言うが…おさわは断るのだった｡
その様子を加代は覗いていた｡
主水は､せんとりつが着物を買っている姿を遠くから見ていた｡
どうやら田中への餞別で渡す着物らしい｡
主水は着物よりも現金の方が喜ぶと言うが２人は大反対する｡
安売りの着物までも値切る２人を見て主水は呆れる｡
そこへ塞ぎ込んだ田中の姿を見た主水は慌てて２人に知らせる｡
田中に見られては大変だと着物を買わずにその場を去る主水達｡
田中は塞ぎ込んだまま歩いていた｡
材木問屋の北城屋･利兵衛は支払いが遅くなっている男性を痛めつけ手下の男達が男性を何処かへ連れて行った｡
その場面を偶然にも加代が目撃する｡
加代は､ある材木問屋へとやって来た｡
そこで勇次と出会うが加代をチラッと見るが無視して立ち去る｡
それを見た加代は憮然とした表情…
加代に気付いた女性は中へと案内される｡
あの侍を調べて欲しいと頼んだのは北城屋の１人娘･お雪だった。
加代は侍の事を報告に来ただけだった｡
侍に妻が居る事を知った…お雪はショックを受けて､その場から立ち去る｡
その話を聞いた利兵衛は加代に娘の為に何としてでも結婚させたいと言う｡
加代は利兵衛の迫力に圧倒されて恐怖を感じていた｡
お民は順之助に勉強を教わっていた!
加代が仕事中の秀に侍から接吻された話をする｡
その話に順之助とお民が反応して秀達を見る｡
それを聞いた秀は咳払いをして制止…
加代は慌てて話をすり替えるが秀に注意される｡
相変わらず色んな事をペラペラと秀に話していると…そこへ､おさわが訪ねて来た｡
それを見た加代は驚くのだった｡
おさわは壊れた簪を修理してもらう為に秀の家に来たのだ!
当然､秀は修理の依頼を受ける｡
その夜､おさわは友右衛門にお民の事を話す
２人には娘が居たが､もうこの世には居なかった｡
娘の話を聞いていた友右衛門は､おさわに娘の事は話すなと怒鳴る｡
友右衛門は病弱なおさわを見て家を出て行こうとした｡
そこへ何者かが訪ねて来る｡
友右衛門は北城屋利兵衛に妻と離縁して店を継いで娘と一緒になって欲しいと頼む｡
それを聞いた友右衛門は利兵衛に理由を聞くのだった｡
利兵衛は娘が死ね程､恋い焦がれているからと言う｡
その言葉を信じた友右衛門は妻と離縁する理由が見つからない｡
それを聞いた利兵衛は何か企みを考えているようだった…
主水が町を歩いていると順之助が声を掛けて来た!
嬉しそうに歩いている主水を見て理由を聞くが教えない｡
そんな主水を見た順之助は気味悪がっていた｡
お民は１人で外で遊んでいる姿を秀は仕事をしながら見ていた!
おさわの鳩が鳩小屋へと入るのを見た､お民は急いで側へ行く｡
前に約束した文通を２人は始めていたのだった!
おさわの手紙には色々な事が書かれていた｡
その夜､主水は張り切って仕事をしていた｡
そこへ…やる気の無い田中が登場する｡
あまりにも無気力な態度の田中に主水は偉そうに説教などする｡
自分の事は棚に上げておいて田中に文句を言いまくり｡
田中を取り残し主水は､その場を去る｡
屋根の上から盗賊達が田中を見下ろしていた｡
また利兵衛は友右衛門を呼び出していた｡
婿養子の件をどうしても諦め切れないと言う｡
友右衛門は離縁する策を利兵衛から聞こうとしていた｡
利兵衛は盗賊の鎌鼬の六と疾風の熊を呼び出して協力すると言う｡
翌朝､おさわは神社にお参りに来ていた｡
そこで秀とお民に出会う!
おさわは友右衛門と箱根に行く事を２人に話す｡
箱根から鳩を使って手紙を送る事を約束するのだった!
それを見て秀は嬉しそうにしていた｡
友右衛門とおさわは箱根へと向かっていた｡
旅の途中で具合が悪くなった､おさわを気遣うふりをしながらキョロキョロとする友右衛門…
また２人は歩き出した｡
そこへ…あの２人組が現れて友右衛門は戦うふりをして､おさわを殺そうとする｡
２人組が､おさわを斬りつけると友右衛門は自らの手でとどめを刺した｡
おさわは､その場に倒れ込んだ…
２人組は逃げ去り友右衛門は自らの刀で腕を斬りつけて去って行く｡
旅人を見付けて妻が襲われた事を役人に知らせて欲しいと頼む｡
おさわは旅先に連れて来ていた鳩に手紙を託し息を引き取った｡
鳩は秀の家に無事に辿り着いた!
秀が鳩に気付き足に縛られていた血で書かれていた手紙を見る｡
手紙には夫に殺された恨みを晴らして欲しいと書かれていた!
手紙と一緒に宝飾品が縛り付けられていた!
それを見た秀は困惑する｡
そこへ､お民が帰って来て鳩に気付く｡
手紙の事を秀に聞くが何とかごまかす事に成功した!
お民はガッカリしていた｡
秀は出掛けるからと言い､お民に留守電を頼んで居なくなる｡
友右衛門は亡くなった､おさわを見て涙など流していた｡
殺した奴らを見つけ出し敵を取るなどと言っている｡
その姿を秀は番屋から見ていた｡
主水は友右衛門に犯人の人相を聞くと適当に答える｡
主水は側に居た田中に聞くが上の空…
今夜は自分の送別会だから適当に済ませろと言う｡
夜になり送別会が始まった!
やけ酒している田中は愚痴ばかり言い放題だった｡
名前は出さないが明らかに主水の悪口を言っているようである｡
自分の事だと思っていない主水は暢気に食事をしている｡
それが気に入らない田中は名指しするが気にもしていない様子｡
主水が酒を追加で運ばせるように頼むと加代がやって来て主水を部屋から連れ出そうとする｡
誰にも怪しまれる事なく部屋から抜け出した主水だが…それに気付いた田中が後を追い呼び止める!
結局､酔っ払った田中に捕まってしまい抜け出しに失敗する｡
それを見た加代は慌てて戻るが､もうどうする事も出来なくなっていた｡
友右衛門が北城屋へ入って行く姿を尾行していたが秀が見る｡
覗き込んで探ろうとしていたら誰かの気配を感じた｡
その人物は勇次だった｡
秀は勇次に耳打ちで事情を話すと勇次が納得して自分に任せてくれと言う｡
仕方なく秀は勇次に頼む事にして帰って行った!
北城屋へ勇次が入って行く｡
本日は娘の三味線の稽古はなかったのだが三味線の糸を直したいと言い家の中へと入る事が出来た!
三味線を渡された勇次は１人になると家の中を歩き回り出す｡
すると利兵衛と友右衛門が､おさわを殺した時の話をしていた｡
自分の娘と結婚させたい為に邪魔になった友右衛門の妻･おさわを殺す事が利兵衛の企みだったのである｡
その話を勇次はしっかりと聞いたのであった!
翌朝､アジトに集合した仕事人達…
勇次が北城屋で聞いて来た事を話す!
秀は怒りを露わにしていた｡
おさわが鳩に託した宝飾品は仕事料には申し分ない金額になった｡
仕事人達は､それぞれ仕事料を受け取り去って行く｡
最後に残った秀も仕事料を受け取りアジトを後にした｡
仕事人達は､おさわの恨みを晴らすべく出陣するのだった!
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19:33
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