ジョー・ディレイニー



ジョー・ディレイニー(Joe Delaney 1958年10月30日生)
 [アメリカ・アメリカンフットボール選手]


 テキサス州ヘンダーソン出身。8人兄弟の3人目として生まれた。高校2年の時にワイドレシーバーとしてアメリカンフットボールを始めた彼にはNCAA1部校のグランブリング州立大学、テキサス大学、オクラホマ大学、ルイジアナ州立大学からも誘いがあったがNCAA I-AAノースウェスタン州立大学へ進学し1977年から1980年までプレーした。大学入学後彼はヘッドコーチに希望してランニングバックにポジションを変えた。1979年、1980年彼はディビジョンI-AA校のオールアメリカンに選抜され、またこの時未来の妻となるキャロリンと出会い大学4年次には2人の子どもを儲けていた。

 1978年10月28日のニコルズ州立大学戦では28回のランで299ヤードを獲得、後半だけで263ヤードを走り4タッチダウンをあげチームは28-18で勝利した。彼の後半にあげた263ヤードはハーフにおけるNCAA記録となった。彼は大学4年間で3047ヤードを走り31タッチダウン、188点をあげた。大学4年次の1980年にはオールパーパスヤードで全米8位となりディビジョンI-AA校のオールアメリカンに選ばれた。1980年11月22日の大学最後の試合のハーフタイム中に彼の背番号44番が永久欠番とされるセレモニーが行われた。なお彼は1997年にカレッジフットボール殿堂に選ばれている。

 1981年のNFLドラフト2巡目でカンザスシティ・チーフスに指名されて入団した。ニューイングランド・ペイトリオッツ戦で101ヤードを走った彼はオークランド・レイダーズ戦で先発出場しランで106ヤード、レシーブで104ヤードを獲得した。10月18日のデンバー・ブロンコス戦では75ヤードのタッチダウンランをあげたかに見られたが味方のオフサイドの反則でタッチダウンは取り消された。しかしその2プレー後に彼は82ヤードを走りタッチダウンをあげた。このプレーは1981年のNFL全チームの中で最も長いタッチダウンランプレーであった。この年彼は1121ヤードを走った。彼の活躍もありチームは開幕から12試合で8勝4敗と好成績を残し10年ぶりのプレーオフ進出が期待されたがエースQBのビル・ケニーが負傷欠場し最後の3試合を連敗し9勝7敗でシーズンを終えたが1973年以来となる勝ち越しを果たした。シーズンラッシング記録、オイラーズ戦での193ヤード獲得、3試合連続100ヤード以上ランでの獲得、7試合での100ヤード以上のランはいずれもチーム記録となった。この年彼はUPI通信AFC最優秀新人選手、プロボウルの先発選手に選ばれた。

 1983年6月29日、友人たちとルイジアナ州モンローの公園に来ていた彼は建設工事でできた広さ8000平方メートル、深さ6メートルの窪みに大雨によりできた水溜りで溺れている3人の子どもを発見。泳いだ経験がほとんどないにも拘らず助けようと飛び込み、1人の子どもを救出、もう1人の子どもも緊急治療室に運ばれたが亡くなり、彼と残りの1人の子どもの遺体は警察に引き上げられた。7月4日に彼の母校の高校で行われた葬儀にはおよそ3000人が参列し、ロナルド・レーガン大統領は7月13日に大統領メダルを贈ることを決定、副大統領のジョージ・H・W・ブッシュの手によって7月15日彼の家族に渡された。

 1983年シーズン、カンザスシティ・チーフスは金の鷲と彼の背番号37番をユニフォームに縫い付けてプレーした。また母校のHaughton高校は彼を記念した公園を設立した。またNCAAは1984年にNCAA Award of Valorを彼に贈った。ルイジアナ州知事のデイブ・トリーンも彼の家族にLouisiana State Civilian Bravery Awardを贈った。ノースウェスタン大学でも彼の栄誉を讃えてジョー・デレイニー・メモリアルアウォードを創設、毎年春にはディレイニーボウルを行っている。カンザスシティ・チーフスのオーナー、ラマー・ハントも非公式ながら彼の背番号37番を永久欠番としている。2004年に彼はチーフスの殿堂入りを果たし、本拠地アローヘッド・スタジアムのRing of Fameに名を連ねている。

 1983年6月29日死去(享年24)


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